第46回研究会

日時:平成17年6月16日(木) 13:00~19:30まで
場所:立命館大学びわこ草津キャンパス エポック21 K309会議室

第46回研究会:14:00~16:20 (途中休憩 10分)
マイクロシステム技術研究会と共催)

1)14:00~14:50 
「MEMSの集積・融合の進展と新産業創出への期待」
立命館大学理工学部 教授  杉山 進 氏
【内容】MEMSとは、LSI製造技術を応用・拡張し、数ミリ角のシリコンチップ上にセンサ、アクチュエータ、およびこれらを制御するためのプロセッサを集積した超小型集積システムである。LSIの入・出力信号が電気信号であるのに対して、MEMSの場合は物理量(電気、機械、光、磁気など)、化学量、バイオなど多種類にわたり取り扱うことができ、生きた(動く)デバイスとして広くメカトロニクス産業への応用が期待できる。MEMSの現状とこれからの展望を眺めてみる。

2)14:50~15:30 
「球状シリコン太陽電池の事業化開発」
㈱クリーンベンチャー21 代表取締役 室園幹夫 氏
【内容】溶融滴下法で作成した直径1.0mmの球状シリコンを用いた固定式集光型球状シリコン太陽電池の事業家開発の概要。従来のコストを大幅に低減する新しいマイクロ集光型球状シリコン太陽電池の実用化開発、およびその事業化について。

(途中休憩 10分)

3)15:40~16:20 
「信楽自然釉と映画「火火」について」 
陶芸家 神山清子 氏
【内容】独自の古代穴窯による信楽自然釉を成功させて陶芸界に新風を吹き込む女性陶芸家。御子息の発病をきっかけに骨髄バンク運動を始め、全国の白荀病患者を勇気づける女性としても名高い。その活動は多くのマスコミにも取り上げられ、最近公開された映画「火火」(高橋伴明監督、田中裕子主演)にもなり話題になっている。

見学会:16:30~17:30 立命館大学 テクノコンプレックス見学
① SR(放射光)センター   
② マイクロシステムセンター

懇親会:17:40~19:30 ローム記念館 3F